10万円以下でも申請できる?医療費控除の手続き・申請・還付金を解説します!

10万円以下で申請できる?医療費控除
【節税】確定申告で必要な医療費控除は?しくみと控除範囲を徹底解説!
iroha

こんにちは。iroha (@iroha0913_3 )です!

去年はおばあちゃんが入院したり、予想以上の医療費がかかってるの…
医療費控除で少しでも負担を減らしたいんだけど、はじめての申告でわからないことだらけです…

こんな悩みを解決できる記事を書きました。

この記事で紹介する『医療費控除の制度しくみと手続き、申請の方法』が分かれば、還付金(返戻金)を受け取ることができます。家計の負担を減らすことができますね。

今回がはじめての申告です!という方でも迷わないように分かりやすくまとめてみたいと思います!

そもそも「医療費控除って何?」という方から「これは医療費になるの?」「実際にいくらもらえるの?」まで申請手続きの手順を分かりやすく解説します。

医療費がかかった人はもちろん、10万円なんてかかってないよ〜という健康でなによりな方も、もしかしたら申請ができるかもしれません。ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです!

結論:年収が297万2,000円未満なら10万円以下でも医療費控除が可能です!

CONTENTS

【重要】医療費が10万円以下でも申請が可能な目安

2020年分の収入の目安

会社員、派遣・パートなど給与収入の人年収約297万円以下
年金収入のみの64歳以下の人公的年金収入約303万円未満
年金収入のみの65歳以上の人公的年金収入約310万円未満
フリーランス・自営業の人売上ー経費(青色申告特別控除含む)が200万円未満

2019年分の収入の目安

会社員、派遣・パートなど給与収入の人年収約310万円以下
年金収入のみの64歳以下の人公的年金収入約270万円未満
年金収入のみの65歳以上の人公的年金収入約320万円未満
フリーランス・自営業の人売上ー経費(青色申告特別控除含む)が200万円未満

それでもダメなら『セルフメディケーション税制』使ってみる?

そもそも医療費控除って何?

【拝聴!】税理士大河内薫さんの動画です!とても分かりやすいくまとまってます!一度ざっくり見てね^^

医療費控除とは?

毎年1年分(1月1日〜12月31日)に支払った医療費10万円を超えたとき、確定申告をすると、その年に支払った所得税が還付されるので、翌年の住民税が安くなる制度です。

医療費が10万円または一定の金額を超えた時に「所得控除」が受けられますよ という制度ですね。

所得控除とは、税金を計算するときの基準となる「課税所得」に含めなくてもいいよ というしくみです。確定申告時に医療費控除を申請すると、支払った医療費の金額によって課税所得が少なくなる。ってことは結果的に税金が安くなるということです。

会社員などで、お給料から税金が引かれてる方は、支払った税金の一部が「還付金」というかたちで戻ってきます。

自営業やフリーランスの方で、確定申告をして税金を納めるという場合は、納める税金が少なくなります。

この医療費控除は、フリーランスの方だけではなく会社員や年金で生活をされている方も、自身で申告を行わないと対象にはなりません

もちろん面倒でやらない!という方もいらっしゃいますが、医療費控除を申告して少しでも節税することをおすすめします!領収書は捨てないでとってありますか?

対象となる方

年間の総所得額(手取り額ではなく総支給額です)が、200万円未満の方医療費の総額総所得額5%超えている
または、1年間で10万円以上の医療費を支払った方
どちらも、「保険金などで補てんされた金額」は差し引いた、実質的に10万円を超えた時に使える制度です。

共働きのご夫婦、年金で暮らす世代、フリーランス、自営業など所得』を得られている方全ての方が対象です。

医療費控除は、その年の総所得額により控除されますが、5年間さかのぼって申告できます。申告忘れや対象じゃないと思っていた方も領収書が残っていれば5年間の申告は可能です!

そして、「生計を一にしている」にしていれば合算が可能!
「日常使うお金を共有している状態」が対象。同居しているかどうかではありません。学費や仕送りをしている別居の子どもの医療費も、子どもが親の施設費・療養費を払った場合も「生計を一にしている」と考えていいことになってます!

これは医療費とみなされる? OK or NG

先日のわたしのインスタグラム投稿です。(まだデビューしたてです!)

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iroha

医療費控除の対象になる医療費とならない医療費の代表的なものをシーン別にまとめて見ました

病院に入院・通院治療のとき

医療費控除『入院』
OKNG
診断があるものの診察料・治療費予防のための健康診断・人間ドック・メタボ健診・がん検診
重大な病気がみつかった時の健康診断・人間ドック費用臨床心理士によるカウンセリング料金
病院・自宅での人工透析費用インフルエンザ予防接種料
メタボ健診で高血圧・糖尿病がみつかった時の健診料医師に依頼した診断書や謝礼など
入院時に提供される食事代・居住費・シーツ代自分で希望した入院個室の利用料金(差額ベッド代)
妊娠中の定期健診と出産費予防のためのマスク・消毒薬・うがい薬代
医師によるカウンセリング・うつ病治療の費用乳幼児のおむつ代
人工授精・体外受精・顕微受精の費用
禁煙外来受診費用
がん治療の費用
海外など旅行先で支払った医療費 など

基本的には『治療』『療養』のための費用はOK
美容・健康増進のための費用はNGということですね。

美容・歯科・眼科・整形外科にかかったとき

医療費控除『歯科』
OKNG
金やセラミックなど高額な材料を使った歯科治療美容のための歯列矯正費用
あんま・マッサージ・指圧・はりなど施術代歯石除去や歯のホワイトニング費用
視力回復のためのレーシック手術代コンタクトレンズ代
虫歯・歯周病・入れ歯の治療予防のための眼科検診料
子どもの歯列矯正リラクゼーションのための整体費用
自由診療インプラント治療費車いすなど福祉用具購入代
白内障・緑内障手術代カイロプラティック施術費用
松葉杖・ギプスなど購入代

歯科治療は高額なものでも対象になると。
治療費をローンで支払ってる場合も『治療費のみ』は対象になります。

介護保険を使っているとき

医療費控除『身体介助』
OKNG
訪問看護・デイケア(通所リハビリ)・訪問リハビリの費用訪問介護の生活介護の費用
訪問介護の身体介護の費用認知症対応型グループホームの利用料
看護師が夜間勤務している施設のショートステイ費用有料老人ホーム・経費老人ホームの利用料
特別養護老人ホーム(特養)の施設サービス費用負担金の半額看護師でないヘルパー等の生活援助
介護老人保健施設(老健)の療養サービス費親族に療養の世話を頼んだ場合の謝礼
看護師・保健師・ヘルパーに療養を頼んだ費用特養・老健での日常生活費用
介護医療院・療養型施設の施設サービス料や個室等料金複合型サービス(地域密着型)の生活支援部分
福祉用具の貸与・購入など

介護保険施設関係については種類がとても多く迷うところですね。
基本的には、負担金を支払った領収書・または請求書に『医療費控除分』として記されている場合が多いです。

介護の医療費控除については、こちらのサイトが分かりやすいです。参考にしてください!

薬局とドラックストアでは?

医療費控除『薬局』
OKNG
医師の処方箋により購入した薬・漢方薬代疲労回復のための栄養ドリンク・ビタミン剤代
ドラックストアで治療ために購入した風邪薬・頭痛薬など健康増進や美容のためのサプリメント代
B型肝炎ワクチン接種料
(B型肝炎患者と同居する人のみ)
予防のためのマスク・消毒薬・うがい薬代
医師の処方による丸山ワクチン代育毛剤・発毛剤等
6ヶ月以上寝たきりの人のオムツ代(介護保険分除く)薬用石けん・薬用化粧品代
医師の処方による保険適用外のがん治療薬トクホの健康食品・飲料代
乳幼児のオムツ代など

市販薬の購入費は『セルフメディケーション税制』を要確認です!

2021年末まで医療費控除の特例制度が設けられていて、1年間で12,000円を超えると超えた分が所得控除されるという制度です。

厚生労働省のページをご覧ください!

通院のときの交通費・その他

医療費控除『通院介助』
OKNG
通院のための公共交通機関の交通費出産のために実家に帰る交通費
子どもの治療に付添った保護者の交通費通院のための自家用車のガソリン代・駐車料代
通院に付添ったヘルパーの交通費と食事代遠隔地の病院で治療を受けるときの宿泊費
往診のための医師の交通費転地療養のための費用
通院に公共交通機関が使えない場合のタクシー代補聴器購入代
気管支炎治療のため医師の指示で購入した空気清浄機など

医療費控除のメリットとデメリット

医療費控除のメリット4つ

所得税の還付が受けられることで

  • 翌年の住民税安くなる
  • 翌年の保育料安くなる
  • 翌年の幼稚園就園奨励費補助金高等学校等就学支援金増える
  • 翌年の後期高齢者医療保険自己負担割合が減る可能性がある

医療費控除のデメリットは?

思い当たるデメリットは、書類の作成による手間。これが大きいのでやらない選択をするもったいない方もいらっしゃいます。

実際に戻ってくるお金いくら?医療費控除の還付金の計算方法

医療費控除の還付金いくら?

「結局いくらのお金が戻ってくるの?」
これが一番気になるポイントですよね^^;

医療費控除によって手元に戻ってくる還付金はいくらなのか。計算方法を説明しますね。

還付金の計算方法

『医療控除額 ✖️ 所得税率』

STEP
医療費控除額を計算する
医療費控除いくら?
  • 1年間(1月1日〜12月31日)で、実際に支払った医療控除の対象となる医療費をすべて合計します。
  • 合計額から「生命保険などの給付」と「10万円」を差し引いた金額が医療費控除額です。

ただし、その年の総所得金額等が200万円未満の方については、「総所得の5%の金額」を10万円の代わりに差し引いた金額が医療費控除額になります。

STEP
課税所得をもとに所得税率を確認する

課税所得=総所得(年間の収入ー給与所得控除)ー各種所得控除

課税所得額とは?

課税所得額とは、総所得金額(総支給額)から扶養控除・配偶者控除、社会保険控除などを差し引いた金額です。

給与所得の場合、年末調整を行った『 源泉徴収票 』を会社からもらえると思います。源泉徴収票に記載のある「給与所得控除後の金額」が総所得、「所得控除の額の合計額」が各種所得控除です。

課税所得額換算表

課税所得額税率控除額
195万円以下(200万円未満)5%0円
195万円〜329万9,000円10%97,500円
330万円〜694万9,000円20%427,500円
695万円〜899万9,000円23%636,000円
900万円〜1,799万9,000円33%1,536,000円
1,800万円〜3,999万9,000円40%2,796,000円
4,000万円以上45%4,796,000円
STEP
医療費控除額と所得税率をかけ算する
還付金いくら?

「所得控除の合計額」に医療費控除額が加わり、その金額分課税所得が少なくなるので、税額も減額されその差額が戻ってくるということです。

実際に戻ってくる還付金額の具体例

【例】
・年間に支払った医療費合計 = 50万円
・医療保険から受け取った保険金 = 15万円
・年間の収入 = 700万円(所得控除額180万円)
・所得控除の合計額(医療費控除以外)= 130万円

  • 医療費控除の計算
    50万円ー15万円ー10万円=25万円(医療費控除額)
    (年間支払った医療費ー受け取った保険金=医療費控除額)
  • 所得税率の確認
    700万円ー180万円ー130万円=390万円(課税所得)
    (年収ー給与所得控除ー所得控除の合計額=課税所得)
    ※課税所得が390万円の場合、所得税率は20%(換算表)
  • 医療費控除で実際に戻る還付金金額
    25万円✖️20%5万円

医療費控除の詳細について(国税庁)

医療費控除の手続きについての手順と必要書類

医療費控除の手続き手順と必要書類

実施に確定申告で医療費控除を行う手順について、どうやってすすめるのか!「申請のタイミング」と「必要な書類」を解説します!

医療費控除の手続きの流れ

  • 医療費控除に必要な書類を用意
  • 書類に必要項目を記入(確定申告書A、医療費控除の明細書)
  • 必要書類を地域の税務署または確定申告を受付している場所に持参して提出
  • 1〜2ヶ月で指定した口座に還付金が振り込まれる

医療費控除の申請を行うタイミング

確定申告」 は 2月16日〜3月15日 

「還付申告」 は 医療費のかかった年の翌年1月1日から5年以内 5年以内ならいつでもOK

医療費控除の申請に必要な書類は?

書類入手方法
医療費の明細書平成29年分の確定申告から添付が必要
医療費の領収書平成29年分の確定申告より提出不要。
ただし『証拠』として自宅で5年間保管が必要です。
医療費控除の明細書
確定申告書A(第一表、第二表)
国税庁の確定申告書作成コーナー サイトから直接入力して申請用紙を作成することができます。
健康保険の医療費通知添付することで医療費控除の明細書の明細を省略可。
給与所得の源泉徴収票勤務先でもらってください。
マイナンバーなど本人確認書類マイナンバーが便利です
  • 平成29年分の確定申告から医療費の領収書の添付が不要となった代わりに医療費の明細書の添付が必要になってます。
  • マイナンバーはコピーを提出する

国税庁 確定申告書等作成コーナーを便利に利用をおすすめ(令和3年1月から開始)

昨年まで手書きで医療費控除を行っていましたが、2020年分から新しく『確定申告書等作成コーナー』ができていることを発見しました!
ちょっと触ってみた感じでは、こちらの方が断然便利で早そう〜 
国税庁さんナイス!

STEP
国税庁 確定申告書等作成コーナー

  • 画面中央にある作成開始> をクリックします
  • e-Taxの準備がない方は、右の 印刷して提出 をクリックします
  • ご利用のための事前確認を行います
    OS・ブラウザ・PDF閲覧ソフトの確認をし、問題がなければ一番下の
    利用規約に同意して次へ をクリック
  • 『令和2年分の申告書等の作成』と『過去の年分の申告書等の作成』の選択ができるようになっていますのでどちらかを選択
  • 医療費控除を行う場合 所得税 のタブをクリック
  • 作成開始

作業開始からは、該当の金額を入力し次へボタンを押して行くのですが、私が実際にやってみたものを別記事で書こうと思います

 

STEP
入力が終了したら、保存してダウンロードし郵送します

ダウンロードファイルを印刷したものとその他必要書類を同封して税務署へ郵送または提出するかたちです。

混雑している税務署に行きたくないって方は!

税務署が閉まっている時間に直接出向きポストに投函する

e-Taxで医療費控除の申請をする

郵送で医療費控除申請書類を送る

税理士にまるなげする

医療費控除をスムーズに行うための事前準備

医療費控除をスムーズに行う!

家族全員分の医療費の領収書を保管しておく

国税庁の確定申告書等作成コーナーにある医療費集計フォームに書き込み保存をしておきましょう

医療費集計フォーム

入力の都度保存をしておくことが可能です。

申請にはe-Taxとマイナポータルを連携する

マイナポータルには利用可能時間が設けられています。平日は24時間利用が可能ですが、毎月の最終土曜日と翌日の日曜日は8:30から24:00までになっています

さいごに。

年に一度の一大イベントのような確定申告・医療費控除申請になっていますが、医療費控除に関しては手順を一度覚えてしまうと翌年はあんがいスムーズに進めることができます。

医療費控除用にExcelファイルを作成して、病院にかかっらた、風邪薬を買ったらその都度入力しておいたり、また家計簿をつけるなど日頃から申告の準備をしておくといいかなと思います。

国税庁からの医療費控除・確定申告の直接書き込めるコーナーができて、他のソフトを使うより何倍も楽になったかな?と思います

いよいよ今年も始まってますのでお早めに送信ができるといいと思います
では。

- fin -

10万円以下で申請できる?医療費控除

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